伊丹市昆虫館は、こそっと研が発足した2009年度からお付き合いのあるミュージアム。これまでに積み重ねてきた思いの色々を込め過ぎて(?)、今回は、1時間30分という他より長めの内容盛りだくさんプログラムになりました。
プログラムの前半は、こそっと研メンバーでもある伊丹市昆虫館学芸員の坂本昇さん・角正美雪さんによるあおむしくんとのふれあい体験。あおむしくんや、“あおむしくんとはじめまして”する子どもの様子を「観察」するパートです。「これ、なんでうごいてるの?」、「本物の生きてる虫さんだからよ。おもちゃじゃないのよ。」という、ちびっことお母さんならではの会話が聞こえてくる中、あおむしくんを手に乗せるくらい仲良くなった子、こわかったけどケースの上からは頑張ってさわってみた子、さわってみたら意外に悪くない感触に驚いたお母さんなど、それぞれの“あおむしくんとのはじめまして”風景が見られました。
後半は、今回の体験を通じて感じたり発見したことを、観察パートで撮影した写真とともに残す観察記録づくり(「記録」パート)でした。
プログラム全体をゆるやかにつないでくれたのは、はじめましてプログラムのファンタジスタ・やおうたこさん(キッズプラザ大阪)!
会場でお母さん達が撮影した写真をその場で出力し、観察記録をつくるという、ちょっと忙しい流れでしたが、子どもたちの生き生きした写真がお母さんの言葉と一緒にワークシートに載せられ、とても素敵な“あおむしくんとのはじめましての記録”ができました!あおむしくんと出会う子どもの様子を「観察」し、写真と言葉で「記録」したことが、これからの親子の時間の中につながっていってくれたらうれしいです。
うたこさんが「さわる」「かたち」をテーマに絵本を読んでスタート |
さわりごこちの違う○、△、□の「かたちシール」を貼って遊びました |
シールを貼ったシートは、あおむしくんに変身! |
角正さんによる“あおむしくんとのはじめまして”、スタート |
お母さんみたいに、あおむしくんをなでなでできるかな? |
この日撮った写真を使って観察記録作成中! |
こんな素敵な観察記録ができました |
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
伊丹市昆虫館のみなさん、お世話になりました。
デザイナーの西田優子さん、「はじめまして、あおむしくん 観察記録」一式のデザインありがとうございました。最初の流れの説明で、参加者のみなさんに観察記録を見せた時、一気にみなさんのテンションが上がってました!
この日のスタッフ(敬称略):坂本昇・角正美雪(伊丹市昆虫館・こそっと研)、八尾詩子(キッズプラザ大阪)、黒岩啓子・内田みや子・川人よし恵(こそっと研)